ナッツとダイエット

2023年1月18日


ナッツのカロリーは高い?
ナッツのカロリーは高いイメージがあるため、ダイエットに向かないように思えます。実際に主要なナッツのカロリーを確認してみましょう。
間食として、シュークリームやポテトチップスなどのお菓子を食べるよりも、ナッツを食べたほうが摂取カロリーを抑えられます。ナッツダイエットは、間食を食べすぎてしまう人に向いているダイエット法です。
ナッツダイエットの効果
次に、ナッツがダイエットに効果的な理由を解説します。
不飽和脂肪酸がコレステロールを抑制
ナッツには脂質が多く含まれていますが、その大半が不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸には、コレステロールを抑制したり、高血圧を予防したりする効果があります。

不飽和脂肪酸は、植物や魚類に多く含まれる脂質で、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。
ナッツに含まれる主な一価不飽和脂肪酸は、オレイン酸です。オレイン酸は血中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を予防します。
ビタミンEが代謝を活発に
ナッツには、とくにビタミンEが豊富に含まれます。ビタミンEは強力な抗酸化作用をもち、細胞の老化を防ぐ働きをする栄養素です。
体内で酸化が進むと過酸化脂質と呼ばれる脂質が作られ、老化や動脈硬化を引き起こします。ビタミンEは過酸化脂質が生成されるのを抑制したり、過酸化脂質の材料になる活性酵素を除去したりします。
またビタミンEには、末梢血管を広げて血行をよくする働きがあります。自律神経が整い、新陳代謝が活発になるため、ダイエットにも効果的な栄養素として知られています。
食物繊維で便秘予防
ナッツは、便秘改善に効果的な食物繊維を豊富に含む食品です。とくにアーモンドとピーナッツに多く含まれています。
ビタミンB群が代謝を助ける
各ビタミンB群の特徴を、以下にまとめました。
* ビタミンB1:糖質代謝を助けるビタミンで、アルコール分解にも関与する。疲労・ストレスを解消する効果も。ピスタチオ・カシューナッツに多く含まれる。
* ビタミンB2:三大栄養素の代謝を促進する。皮膚・髪の美容効果も高い。アーモンドに多く含まれる。
* ナイアシン:皮膚の健康を維持するビタミン。血行をよくする効果もあり、冷え性や頭痛改善にも役立つ。ピーナッツに多く含まれる。
* ビタミンB6:タンパク質代謝を促進するビタミン。皮膚・髪・神経を健康に維持してトラブルを予防する。ピスタチオに多く含まれる。
ナッツダイエットの正しいやり方
間食のお菓子をナッツに置き換える
普段どおりの間食に、ナッツを加えるわけではない点を理解しておきましょう。
また、食事をナッツに置き換えるのも栄養バランスが乱れる原因になるため、おすすめできません。食事は栄養の偏りがないように、バランスよく食べましょう。
1日25g程度を目安に食べる
ナッツダイエットをする際は、1日25gを目安に間食としてナッツを取り入れます。前述のとおり、ナッツのカロリーは意外と高いため、食べすぎに注意しましょう。
毎回量を測るのが面倒くさいという人は、片手の手のひらに乗るくらいの量を目安にします。アーモンド1粒の重さは約1gなので、アーモンド20~25粒程度と覚えておくとよいでしょう。

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